
- この記事の監修者
- 医療法人社団「朋優会」理事長。歯科医師・インプラント専門医。国際インプラント学士会(I.C.O.I.)メンバー。米国インプラント学会(A.O.)アクティブメンバー。欧州インプラント学会(E.A.O.)メンバー。O.S.I.アドバンスドトレーニングコース 講師。
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インプラント治療では、顎骨に人工歯根となるインプラント体を埋め込む手術があります。
顎骨にドリルで穴を開ける外科手術なので、術部に痛みや腫れが出ることは多いです。
では、術後発熱することはあるでしょうか。
発熱を伴う場合、それが通常であるのか、異常がある状態なのか気になるところですよね。
今回はインプラント手術後に、発熱の症状はあるものなのか、また熱が出た際にはどのようにすればいいのかについてまとめました。
目次
- 1.インプラント手術後の発熱は普通?
- 1-1.インプラント後によくある症状①痛み
- 1-2.インプラント後によくある症状②腫れ
- 1-3.インプラント後によくある症状③発熱
- 2.インプラント手術後に発熱したら?
- 2-1.安静にする
- 2-2.発熱が続く場合は医師に相談
- 3.インプラント後、発熱することも!術後は安静が第一
1.インプラント手術後の発熱は普通?

インプラント体の埋入手術を行った後には、次のような症状が出ることが一般的です。
1-1.インプラント後によくある症状①痛み
インプラントの手術は顎骨にドリルで穴を開けることから始まります。
手術中は麻酔を行いますので、特に痛みなく手術を受けられます。
手術本数が多い方や痛みに恐怖心がある方は「静脈内鎮静法」といった、鎮静用の薬剤を点滴しながら、ウトウトしている間に手術を行う方法もあります。
しかし、手術後は次第に麻酔が切れてきます。
麻酔が切れると、当然痛みが出ることがあります。
通常、鎮痛剤が処方されるため、痛む場合は無理に我慢せず、鎮痛剤を服用すると痛みが和らぎます。
痛みは手術から1週間程度で次第になくなります。
1-2.インプラント後によくある症状②腫れ
手術から2〜3日は術部や顎下部が腫れるが多いです。
インプラントの埋入手術をした箇所は、いわば怪我をした状態。
怪我をすると、ほとんどの人が痛みを感じ、赤く腫れますね。
手術箇所も同じような状態です。
しばらくすると腫れも治るので、過度に心配する必要はありません。
顎下などの腫れがひどい場合は、冷たいタオルで冷やすなどの対処をしましょう。
1-3.インプラント後によくある症状③発熱
発熱も実は術後にある場合が多い症状です。
術後は38度を超える熱が出る可能性があります。
発熱が続く期間は、個人差が大きく、熱が出ないという人もいます。
大抵、術後2〜3日をピークに出ることがあります。
2.インプラント手術後に発熱したら?

インプラント手術後に発熱したら、どのように対処するといいでしょうか。
2-1.安静にする
まず、インプラント手術後は安静にすることが必須です。
術後は心身ともに疲労しているので、手術当日はもちろん、術後2〜3日は安静が必要です。
仕事はできるだけ休み、入浴や激しい運動は避けたい期間ですので、とにかく安静にしていましょう。
特に発熱している間は、トイレや食事以外は横になっているのがいいでしょう。
術後には痛みを和らげるための鎮痛剤、感染予防のための抗生物質が処方されていることが多いです。
そのため、プラスして熱を下げるための頓服の服用は、自己判断では絶対に行わないでください。
熱が高く、どうしてもつらい場合には医師に相談するようにしましょう。
2-2.発熱が続く場合は医師に相談
痛み、腫れなどの症状と同じく、熱が出たとしても術後2〜3日がピークで、徐々に熱も下がってくることがほとんどです。
異常がある場合の主なケースは、術部の細菌感染です。
術部が感染すると、なかなか痛みや腫れ、発熱が治まらず、膿が出ることがあります。
1週間経っても症状が治まらないようであれば、歯科医院に相談し、診てもらいましょう。
もし術部が感染していると、なかなか傷口が治癒せず、インプラント体と顎骨が結合しません。
最悪、再手術が必要となるため、放置はせず、必ず歯科医院へ相談してください。
また、単に他の感染症にかかっており、発熱している場合もあります。
術部以外の症状、例えば咳が出る、関節痛、吐き気などはないか確認し、必要であれば内科等を受診するようにしてください。
3.インプラント後、発熱することも!術後は安静が第一

インプラントの治療後は、痛みや腫れを感じるだけでなく、38℃を超える発熱をする方もいます。
熱が出るかどうか、また熱の高さは個人差が大きいところですが、どちらにしても術後は安静が第一です。
手術前に仕事などを調整し、できるだけ体を休ませられるように準備をしておきましょう。
術後の症状は約1週間で次第に治まってきます。
それでも症状や発熱が続く場合には、医師に相談してください。
また、インプラント手術を受ける時点で発熱している場合は、手術を見合わせましょう。
少し咳や鼻水が出るという程度なら手術も可能ですが、体調不良の状態では手術がより負担となり、難しくなります。
手術前は自己管理を徹底し、万全の体調で受けるようにしましょう。









